介護施設の導入事例

特別養護老人ホーム成法苑 山本至様

2024.02.16

施設長 山本様にお話をお伺いいたしました

1、社会福祉法人八尾隣保館:特別養護老人ホーム成法苑について

特別養護老人ホーム成法苑を運営する社会福祉法人八尾隣保館は、1935年に創始者が八尾の地で事業をはじめてから80余年。当法人は保育や母子支援などに関して、制度に先駆けて地域のニーズに沿った事業を展開して現在に至ります。

法人理念である「信頼・創造・貢献」の精神のもと、「人が活きることを支え、共に活きる」という事業目標に従い、認定こども園などの児童福祉事業や、老人福祉事業を中心に、地域に根ざした事業を展開しています。

当法人の始まりは、創始者が貧困などの課題を持つ地域に入り、住民と一緒に課題の解決に努力するセツルメント活動への取組みが始まりです。名前についている「隣保館」という名称は、当時日本に入ってきたセツルメント活動のことを隣保事業と訳したことから名付けられとのことです。

八尾隣保館にはほかにも各施設が併存しています

社会福祉法人八尾隣保館が運営する、特別養護老人ホーム成法苑は、19964月に開設し、現在49名の入所者が暮らしています。(20236月現在)

2、洗濯業務について

以前は岡村プロテックスさんの機械ではなく、他メーカーの洗濯機と乾燥機を使用していました。
ただそこから入れ替えを行って以来、お世話になっております。
その理由としましては、「電解水洗濯」です。
成法苑では、電解水洗濯を取り入れています。

電解水洗濯とは塩と水を電気分解して生成する「電解水」を用いて洗濯するのですが、電解水生成装置と洗濯機の連動が必要になってきます。洗濯機の入れ替えを検討したときに、他メーカーも洗濯機も見積もりや説明を見聞きしましたが、電解水洗濯についての理解も深く、電解水洗濯と一番相性が良く、提案内容やレスポンスも早かったので決定させていただきました。現在洗濯手順書を作り、作業方法をわかりやすく表示していますが、こういった現場の使い勝手も助言いただき、広い視点から物事を見ていただけるので助かっております。

※電解水洗濯について塩と水を電気分解して生成する「電解水」を利用して行う洗濯のこと。アルカリ電解水は油脂やたんぱく質などの汚れに瞬時に浸透し分解・分散させると言われています。

電解水洗機に関しての洗濯手順

導入している機種・台数

全自動洗濯機 WOー204 1台
全自動ガス乾燥機 OGー223 1台

 

3、導入のきっかけ

他メーカーの前の洗濯機械自体がとにかく古くなっていたため故障が多く、部品の保有期間も過ぎていました。故障はどの機械でもあり得るとは思うので故障は仕方ないとは思うのですが、その故障後の修理期間が長いと洗濯現場が止まってしまい非常に困っていました。実際に故障後修理完成までに相当な時間がかかることもあり、どうすべきかは悩みの1つでした。

洗濯物がたまることも困りますし、洗濯現場の人員をどうするかということもまた問題が発生することになるので、近くのコインランドリーで洗うなどの代替手段で多少は何とかできても限度があります。課題として認識しているものの、他メーカーさんを検討するにも時間がかかるのと比較検討ポイントを決定することも独断ではできませんので、課題認識後も急に入れ替えできず時間が経過していたのが現状です。

特に電解水を利用していることもあって、なかなか難しかったようにも思います。

ほぼ毎日、毎時間乾燥機もフル稼働している状態

全自動洗濯機 WO-204

4、導入後の変化

導入後の変化としては、以前より洗濯が短時間で洗い終わるので助かります。また、水流が強く綺麗になるのもありがたいです。電解水洗濯というちょっと特殊な方法で洗濯を行っているのですが、その方法に合わせて洗濯機もしっかり動いてくれることも助かっています。

ここ八尾市と東大阪市は隣同士で会社が近くなので何かあった際に、早急な対応を期待できるというのもありますが、洗濯に関しては日々のことなので日々のサポートも充実していることは安心につながります。今後もよろしくお願いします。

会社施設名:社会福祉法人八尾隣保館 特別養護老人ホーム成法苑

所在地:大阪府八尾市南本町3丁目4番5号

電話:072-994-8001